昨年あたりから,会員でもない学会から査読の依頼がくるようになった.
わたくしの査読,けっこうキビシイのです.
院生時代,自分の投稿論文が半年以上ほったらかしにされたり(学位取得を目指す者にとっては死活問題!),まったくとんちんかんなコメントを返されたり,ひどい目にもかなり遭ってきているのだが,だからこそ「お互いによい勉強の場」にしたいと思い,きちんと読んで時間をかけて報告を返すように心がけている.
その結果として「あいつのところに送ったらめんどくさいことになるぞ」という評判になろうとも,かまわない.いやむしろ,そうなったほうが依頼が減るのでよいかも,なんて思ったりして...
しかし意外なことに,なかなか減らんのですよ,これが.
関係している学会からの依頼ならまだしも,なぜこのような領域から?というようなのが多いのだが,今日とうとうその黒幕が判明した.
2週間で査読して!というごむたいな依頼メールのなかに,「○○先生からのご推薦」という思いがけない一文があった.むむっ.そういえばあれもあれもあれも,○○先生つながり!
やられたぁ.以前どこかの学会で初めて会った人に「△△学会の編集委員をしているんですけど,困ったときの□□さん(私)って聞いていて,今回本当に助かりました」と言われたことがある.よーく考えてみると,この人は○○先生のお弟子さんだ.
うーむ.今度○○先生に会ったらなんかおいしいものをご馳走してもらわねば.
私のような未熟者に査読依頼が来るということは,おそらく,情報系・工学系に首を突っ込んでいる心理学者が少ないことを反映しているのだろう.
若い心理学者のみなさーん.ちょっとそこからはみ出してみたら,すき間にいいことが転がっているかもしれませんよー.(これは,まさに「高学歴ワーキングプア」で苦労している後輩へのメッセージ)
余談だが...
突然修士論文の副査に指名されたため,休日返上でじっくり読み,質問やコメントいっぱいの状態でご本人にお会いしたら,「まさか読んでいただけてるとは思わなかった」と言われたことがある.指導教員しか読まないと先輩から聞いていたから,概要を説明しに来たと言っていた.
あ,そうなの? 読まないもんなの? 誰にも読んでもらえないって,さみしくない?
しかし学生にしてみたら迷惑な副査だろう.さくっと15分で帰るつもりが,2時間近く拘束されちゃったわけだし.
あー,力の抜き方がまだよくわからん.
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