新年度に向けて
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テレビ見てたら,20代30代の女性が決まり文句のように「私らしくできました」とか「私らしいと思います」とか.
すんごいなぁーっと感心した.こういうコトバが出るってことは,「私らしさ」ってのがわかってるってことでしょ?
「おいらはいったいなんなのだ」といまだにぐるぐるしている身には,「私らしさ」を語れる人がまぶしすぎる.
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26歳ごろ,さまざまな体調の変化があった.思えば博論のプレッシャーがきつくなった頃.わりとデリケートなのですよ,わたくし.
まず,摂取可能なアルコールの量が急激に少なくなった(ことに気づかず,何度かイタイ経験をした).しかしこれは,単身赴任生活のなかで気づいたら回復してた.いまではむしろアル中に注意!
そしてもっと深刻なのが,果物アレルギー.
最初は梨.それからさくらんぼ.柿もダメ.いまではメロン,洋梨,キウイ,リンゴも危険.
のどがイガイガする.
ミカンやオレンジ,グレープフルーツなら大丈夫だと思っていたら,この数年で口にしたときの違和感が増してきた.
そしてとうとう昨日,愛しきいちごさんまでブラックリスト入り.
もう食べられるものは,パイナップルしかない.
私に果物をくれる親切な方々,ごめんなさい.肉なら問題ありませんので,よろしくお願いします.
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AERAの先週号.特集『見た目10割の法則/東大に流れる京大「地元秀才」』.
ふだんはあまり手に取ることはないが,読もうと思っていた本をかばんに入れ忘れていたので,空港にて購入.特集の内容も気になるところ.
しかし,特集がどうこうよりも,養老孟司さん(コラム)と茂木健一郎さん(山本モナさんとの対談)の微妙なズレに笑う.
養老さん→『自給率にはカラクリがある』.農水省の役人に「自給率アップのキャンペーンはあなたがたの生き残り策でしょう」と言ってやった.
茂木さん→「日本で威勢のいいこと言ってる人に僕が言ってあげたいのは,食料自給率40%の国が何を言っても無駄だってことなんです」.
茂木さんは養老さんの後継者ってことになっていたような.同じ雑誌のまったく別の記事で,なんとも面白いリンク.
そもそも食料自給率ってのはいったい何の指標なんでしょう.いや,何の指標にしたいんでしょう.
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いつも素敵だなぁと思う先生がいる.あ,男性的魅力ってことでなく(関係各所,誤解なきよう;笑),人間として,たたずまいが,本当に素敵だと思う.
その先生と,少しだけお話しする機会があった.華道のこと.
その会話のなかで,美しさとは何なのかを,まっすぐに考えているところが,この人を素敵に見せているんだと思った.
そういうにじみ出るもの,欲しいよなぁ.
いっぱい話しをして,そのまっすぐなところを吸収しよ.
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「女性として」の劣等感が話をややこしくしているとわかったので,方針を変更することにしました.
そのきっかけは,同僚(女性)との会話.「わたし女よ,素敵でしょ」って姿勢が心に響く.確かに素敵なのだ.
同じにはなれなくても,こういう前向きさはぜひとも取り入れたい.
今日話したのは,年収の何割まで衣装代にしてよいか,ということ.結論から言うと,私の年間80万円というのはまだ少ないくらい.それに,80万円分のコストパフォーマンスはあまりよくない気がする.
というわけで,ちょっとアグレッシブに「女性研究者」をやってみようと思ったわけです.
人前に出ることを意識して自分を演出するというのは,やってみたら面白いかもしれない.
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「だって女の子なんだもん♪」という記事のなかで,女性研究者としての自覚をもつことはムリと書いたが,その後のちょっとした体験から気づいたことがひとつ.
いろいろと偉そうに「女性である前にひとりの研究者として!」なんて書いたけど,そう考えちゃう理由のひとつに,「勝負に勝てない」という認識がありそうだ.
美人じゃないし,自らを飾るセンスもいまいちで,それほど明るくもない.「女性として」の劣等感みたいなものが根底にあるんだな,きっと.でもそれは今に始まったことではなく,幼少期から長い年月をかけて絶えず自覚させられてきたことだから,その間に「女性としての勝負からは降りる」という強固なディフェンス体制ができあがっていたのだと思う.
そういうことの結果として,「女性研究者としてと言われましても...」という態度になっている,という分析.どうかしら?
これがすべてではないし,わかったからどうなるってことでもないけど,なんか納得して自己完結.
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どれもすごく面白かった.特に大学生など若い人にオススメしたい,軽めだけれど(つまり読みやすく)内容は充実している3冊.
「ひとりでは生きられないのも芸のうち」内田樹
内田先生のブログが元になっているのでいくつかの内容は記憶にあるものだったが,全体として,なんとも説得力のある論考だ.まっとうな大人がまっとなことを言ってくれる.爽快.
『私たちの社会のさまざまなシステムを機能不全に陥らせているのは,この「ちゃんと仕事をしてくれる人がどこかにいるはずだ」という無根な楽観です.』
『誰かがなんとかしてくれる』っていう楽観は,確かに自分のなかにもあって,「ゴーンさんみたいなカリスマ性のある誰か偉い人(うちで言うと,学長とか)が,この事態をどうにかしようと指揮してくれるだろうから,自分はそれに従ってればいいんじゃないの?」と思っていたことを自覚させられてしまった.
でも近ごろは,「変えたかったら自分で動くべきなんだね.そのほうが楽しいし」という認識に変化してきたところだったから,「あんたのそれ,OKよ」と言ってもらえたようで,なんだか嬉しい.
「ウチのシステムはなぜ使えない-SEとユーザの失敗学」岡嶋裕史
情報システムの顧客あるいはユーザ向けに書かれているが,これからSEになろうっていう人にとっても非常に有益であろう情報が盛りだくさん.
要は,ユーザとSEの関係において,コミュニケーションと,お互いをわかりあおうとする努力と,主張すべきところは主張する勇気が大切っていう極めてまっとうなことが書かれている.
しかし,その書きっぷりがいい.ちょっと自虐的にさえ感じるような表現で,見えづらい実態を記述していく.あまりにあっけらかんと書かれているので,余計にその深刻さが伝わってくる.
特に第三部の「SEとユーザの胸のうち」は,飛行機が函館空港に着陸しても読むのを止められなかったくらいスリリング.
同世代男性にありがちなガンダムネタもちらほら(笑).
「脳を活かす勉強法-奇跡の「強化学習」」茂木健一郎
1時間で読める軽さだが,とにかくわかりやすくて,やる気にさせる.
まずは,本の作りがうまい.自分の体験を中心とする文章のなか,要所要所に「脳機能」の説明を入れてくる.そして各節の最後には「ポイント集」.一般向けってこうでなくちゃねと,大変勉強になった.
新しい知見を紹介している訳ではないし,茂木さんの本は内容がかぶってることも多いのだが,そんなことはどうでもよくなってしまうくらい,前向きになる.
たぶんその理由は,「勉強しろ」ではなく「(脳の仕組みを知って)気持ちよくなれ」ってことを伝えているのと,その「気持ちよさ」について,「あぁ,あれだ!」ってな具合に自分の体験にもとづいて納得することができるから.
ちなみに...今回は3冊連続の良書だったが,打率はそれほどよくない.駄作も引いているけど,紹介してないだけです.
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土曜日も日曜日も大学で仕事.なるべく人が見ているときに仕事したいのだが(笑),そうも言ってられない状況.
予定通りには進まず,査読と英語論文の下書きの2件を残してしまった.
明日は東京で打ち合わせと実験.査読は機内で.論文下書きはもう間に合わないので頭のなかに構想だけを持って打ち合わせ.
だいたい,1日の目標のうち1-2件をやり残す.そのままずるずる.
飛行機に乗り遅れると困るので,もう寝ます.
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年度末なので家計簿をまとめてみた.
細かい項目に分けてかなり詳細に記録しているのだが,節約につながる気配はまったくない(笑).
これもある意味ライフログなんだろうけど,レコーディングダイエットのように認知的な変化が生まれないのは何故なんでしょ.
で,「服飾関係:約80万円」という金額が買いすぎなのか,標準的なのか,はたまた少ないくらいなのか,まったくわからじ.靴,バック,メガネ,そして服はほとんどマーガレットハウエルか45rpm.
ファッション誌見てるとクロエのバック30万円!とか平気で出てくるから,みんなもっと買ってるのかなぁと思うけど...どうなの?
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「都合よくできている」と「どーにでもなる」
落ちることはたびたびあれど,さっさと立ち直る.本当に都合よくできてるよなぁ,どうにかなるもんだなぁ,と思う今日この頃.
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なーんてこと,これまでの研究生活のなかでほとんど感じてこなかった.女性だからって得したことあんのかな.気づいてないだけなのかな.損したことはあんのかな.研究発表のときおっさんにからまれたことはあるけど,あれは女だからってことでもないような...orz
女性研究者としての自覚って,どうやったら生まれるんですかね.てゆーか,そもそもそれって何なんですか.
という状態で,いろんな人に問いかけてみて,わかったことがいくつか.
・どうしたって女なんだから,現職場におけるマイノリティのひとりとして,後に続く若い女性研究者がハッピーでいられるような環境を考える役割を果たすべき
・女だってことがマイナスポイントになるのはイヤだけど,アドバンテージになるのもイヤ.ってことは,女性である前にひとりの研究者としてきちんと仕事すればいい
というわけで,期待されているような自覚を持つのはムリ,でも役割は果たす,という結論.
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北京オリンピックに水泳選手として出場するので,壮行会で抱負を語る,という夢を見た.
「年齢を考えるとこれが最後のオリンピックなので,ここですべてを出し切りいたいと思います」とかなんとか早口で言ったら,会場から「いくつなの?」というつぶやきが聞こえた.
「35だよ!」と私.
「!(え,マジ?,そんないってるの?)」と会場は微妙な空気に.
何を暗示しているのか,誰か教えて.
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PD研究員として2004年度の1年だけ(しかも週20時間契約で)在籍していたCOEが,この3月で終了する.先日,その最終報告会があった.
たいした研究業績を残さずに(というか,宴会係の仕事しかせずに),たった1年で去ってしまったので,実のところ罪悪感でいっぱいだった.まさに給料泥棒,という感じ.目立たぬように参加して,さくっと帰ろうと思っていたのだが...思いがけない展開に.
在籍していたときはあまりお話しする機会のなかった先生まで,ちゃんと自分のことをおぼえていてくれて,最近はどんな研究をしているか,なんて話しをしたり...
COEオフィスの事務担当のおふたりと,近況報告で盛り上がったり...
出入りさせてもらっていた研究室の方々と,有意義な情報交換をしたり...
いちばん驚いたのは,同期のPDメンバー3名と,丸三年のブランクなんかなかったかのように,それぞれの濃いキャラ全開で楽しく攻撃しあえたこと.
理論言語学の彼は,この4月にお茶大の准教授になる.出世頭.あいかわらずめっちゃ頭いい感じ.仏語系言語学の彼は,学振PDあと1年.あの頃に比べて「金はあるが夢は失った」と言っていた.あいかわらずの確信犯的ネガティブシンキングがキュート.学振バブルのおかげで,ラメ入りのシャツやデザインの凝ったブーツを装着.昔は黒一色だったのに,その変わりっぷりはお見事.臨床心理学の彼は,一回り大きくなっていた.幸せ太り.11月に結婚の予定.ものすごい面白い研究をやっていて,着実に成果を得ているらしい.
あの頃は気づかなかったけど,ここですごした1年間は濃密で,かけがえのないものだったのだ.ここで領域を超えていろいろと議論したことが,確実に今の自分の力になっている.感謝,感謝,感謝!
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送別会続き.笑顔で送り出したいんだけど,送別会の席ではもちろんにこにこしてるんだけど,心のなかでは泣いている.
仕事のうえでやりとりがあってもなくても,そこにいることが当たり前に感じていたから,いなくなると思うとやっぱり寂しい.
これからの大学のこと,自分にも何かできるはずと思って,いつの間にか同僚を一緒に戦う「仲間」だと思っていたんだね.こんなこと,今までの人生ではなかったような.わりと個人主義で,他人との距離を保ちたいと思っていたはずなのに,変わるもんだなぁ...
函館に来て3年経った.長いような,短いような.
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医療安全関係の公開講座.
前の講師が持ち時間をはみ出したので,1時間弱,医療現場のコミュニケーションについて視点を変えるとこんなことがわかる,こんなコミュニケーションはここが危ない,こういう一言が効果的,という内容を話した.
でも,質疑応答は無反応.司会者の最初のコトバは「ちょっと難しかったですね...」.つまり,惨敗.
市民公開講座ということだったが,実際の聞き手はその後に続くある領域の研究発表会の参加者がほとんどで,なかなか難しい状況ではあったのだが...
お恥ずかしい限り.「専門領域の異なる者同士の対話は困難」ということを体現してしまった.
もっと情報量を落として,専門的な内容を減らしていかなければいけなかったのか.
直前に若手の専門職の方々に内容を話したときには盛り上がったので,ちょっと調子にのってしまったのか.
とにかく,自分のスキルのなさにがく然とした.招待してくださった方に申し訳ないことをした.精進あるのみ,です.
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