デザインの輪郭
深澤直人.デザイナーのエッセイ.とてもよい本.
デザイン実践の教科書とは,たぶん対極にある.
最近,教科書的なものを一生懸命読んでいて,あぁ現場を知らないと,実際にモノを作る経験をしないと,デザインの世界には近づけないんだなと,ちょっと寂しい気持ちを感じていたところだった.これから現場に出るというのは,いくらなんでも非現実的だし,その前にいまの自分の道を究めなくっちゃね.
でもこの本を読んだら,そっかデザインって「ふつう」の生活に寄り添うものなんだなと,すとんと納得できて嬉しかった.
なかでも特に面白かったのは,「俳句」にまつわる対談.モノのデザインも俳句も,「人」をうつす鏡なんだと理解した.
モノでも俳句でも,なぜそれに心をつかまれたかを考えるということは,私ってどんな人なのかと考えること.
俳句じゃなく,短歌だけど,最近心をぐいっとつかまれたのがコレ.
「膀胱炎になってもいいからこの人の隣を今は離れたくない」柴田瞳
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